栃木県護国神社

軍隊調理法 料理法


菜びたし汁のつくりかた

1:材料の準備(写真は2人分の材料です)

軍隊調理法
材料(一人分)
菜類 :300グラム(または乾燥野菜 30グラム)
油揚げ: 50グラム(または乾燥油揚げ 5グラム)
醤油 : 30ミリリットル(または粉醤油 15グラム)
削り節: 4グラム(または煮干粉 2グラム)
食塩 : 2グラム

※注:レシピでは菜の分量が少し多過ぎると思いますので、
適当に加減してください。

2:具を切る

軍隊調理法
イ:菜はよく洗ってから適当な大きさ切り、笊に入れて水を切っておく。
乾燥野菜を使う場合、あらかじめ水もどししてから使うこと。

ロ:油揚げは千切りにする。

3:鍋に菜と油揚げを入れる

軍隊調理法
鍋に水約270ミリリットル(一人分)を入れ、
沸騰したら菜と油揚げを入れる。

4:味付けをする

軍隊調理法
具を入れた後、ひと沸かししてから
削り節、醤油、食塩を入れて味を整える。

5:完成

軍隊調理法
(写真の食器は、大戦末期に陸軍で使用されたものです)
※注:本料理は主に混ぜご飯の副食として用います。

備考


これも簡単料理のひとつです。
青菜はほうれん草、小松菜など、旬のもの、好きなものを
お使い頂いたら結構です。
今回の例では、筆者が住んでいる埼玉県で作られている
「みず菜」を使ってみました。

お味のほうですが、醤油と鰹節、それに塩だけなのに、
ダシの利いたあっさり味といった感じで仕上がります。
だから本品は、味の濃い混ぜご飯の副食に使われたのかもしれません。
なお、レシピには乾燥野菜を使う場合の分量も書いてあります。

戦前の陸海軍では
切干大根をはじめ、各種の乾燥野菜が使用されていました。
このレシピに記載されている乾燥野菜は、
現在フリーズドライ食品として販売されているものばかりですので、
登山などをされる方は、是非、山で試してみてください。
荷物の軽量化に役立つと思います。

(調理・文責、中山郁)



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